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アンコウ

見た目はコワモテ、中身はふんわり。鍋の多王様・アンコウは下関漁港が水揚げ日本一!

タチウオ
 ふく(ふぐ)と並んで鍋の王様と評される「アンコウ」。冬になると、海のフォアグラとよばれる“肝”が肥大し、身にもほどよく脂が回って旬を迎えます。
 アンコウは砂泥質に棲んでおり、頭の上の小さな釣り竿の先端にある疑似餌のような物を振って、海底近くに棲む魚類、イカ、タコ類をおびき寄せて一気に捕食します。
 アンコウの体表は粘液が多く、まな板の上でも滑るため調理が難しいので、一般的には調理された状態で販売されています。
 下関漁港が水揚げ日本一を誇り、下関漁港沖合底びき網漁業ブランド協議会では、アンコウの消費拡大と観光資源化を図るため、種々のPR活動を行っています。

【アンコウの栄養】
 アンコウはコラーゲン、ビタミンE、D、Aなど、肌をきれいにし、老化を防ぐ栄養成分を潤沢に含む「美容と健康」にとても良い魚です。

【アンコウを選ぶポイント】
 スーパーなどでは、調理済みのパックされた商品の場合で販売されていることが多いため、ドリップが少ないものを選んでください。

【アンコウの料理法】
 アンコウの7つ道具「肝、胃袋、皮、エラ、ヒレ、卵巣、身」と県産の野菜をふんだんに活用したアンコウ鍋がおすすめです。

【主な漁場と漁法・水揚げ量】
 山口県では主に下関漁港を基地とする沖合底曳網漁船が漁獲します。日本海の対馬海峡から本県の見島沖合を漁場とし、平成30年の漁獲量は674トンで全国1位となっています。(下関水産振興局調べ)


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