ウニ
山口は「アルコール漬けうに」発祥の地 生はもちろん、加工品も格別の美味しさです。
山口は「アルコール漬けうに」発祥の地 生はもちろん、加工品も格別の美味しさです。

6月に主に漁獲されるバフンウニは瓶詰めウニなどの加工用に利用されており、県内外から高い評価を受けています。
【主な漁場と漁法・水揚げ量】
山口県では日本海側、瀬戸内海側で、磯見漁業、素潜漁業により漁獲されます。漁獲後は、生産者がウニを割り、生殖巣のみを出荷するため、殻付きの状態で販売されることはほとんどありません。平成30年の山口県のウニ類漁獲量は130トンで全国8位となっています。

明治初期、下関六連島の西教寺の蓬山和尚が、英国人の水先案内人との歓談中、誤ってウニの小鉢にジンがこぼれ、それを食べたときの美味しさに感嘆したことから「アルコール漬けウニ」が誕生したと伝えられています。
山口県の瓶詰めウニ(アルコール漬けウニ、塩ウニ)の生産量は全国の約4割(山口県うに協同組合調べ)を占めており、平成19年2月には「下関うに」「北浦うに」が地域団体商標に登録されるなど、本県のブランドとして活躍が期待されています。

三方が海に開けた山口県は、豊かな海の幸を生かした水産加工品が多く生産されています。これら製品のうち原料・衛生・添加物など一定の基準を満たした製品を「山口海物語」製品として認定し、県内はもとより大都市圏に販路拡大を図っています。
「うに製品」についても、使用原料などの基準をクリアした製品が認定されており、首都圏でのフェア・商談会の開催やPRイベントなどにより「山口海物語」製品の情報発信を行っています。