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タコ

吸盤も美味しさも舌に吸い付いて離れない?!

タコ
 山口県瀬戸内海東部(通称:周防瀬戸)は入り組んだ地形や複雑な潮流の影響でタコの餌となる、貝、エビ、カニ、魚などの餌が豊富です。また、水温も水深や潮流の関係で”夏涼しく、冬暖かい”特性がありタコの生育に適しています。
 この海域で育ったタコは、足が太く、身が柔らかいのが特徴で、昔から良質のタコの名産地として知られています。
 山口県ではこの美味しいタコをPRするため、水産関係団体と連携して平成7年に「周防瀬戸のタコ」としてブランド化し、県内はもとより関西さらには首都圏への販路拡大に取り組んでいます。

【主な漁場と漁法・水揚げ量】
 山口県では瀬戸内海側で、主に「たこつぼ漁業」や「かご漁業」で漁獲されています。たこつぼ漁業はタコが昼間は狭い穴や岩陰で過ごす習性を利用した漁法です。漁獲したタコは活かしたまま持ち帰り、活かしたまま市場へ出荷されます。
 平成30年の山口県のタコ類漁獲量は368トンで全国11位、瀬戸内海側の宇部市や周防大島町が主な産地となっています。

【タコを選ぶポイント】
 生のタコは、指で吸盤に触れると吸い付くものや、体に触れると色が変わるものを選びましょう。

【タコのおいしい食べ方】
 独特の歯ごたえ、甘みをもつタコは、ゆでダコ、生刺し、たこしゃぶ、タコ天など色々な料理ができます。酒の肴(ビール、日本酒、そしてワインにも)にも合いますのでお試し下さい。