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メバル

ギョッとした目がキュートな魚。筍などと煮付けて、春の味はいかが?

メバル
 春になると旬を迎えることから、春告魚として有名な「メバル」。大きな目が特徴で、名前の由来も目(目張る)からきています。
 岩礁帯に棲み、生息場所や環境により体色も黒から赤まで様々なことから、クロメバル、アカメバルと区別して呼ばれることもありますが、同じ種類の魚です。

【卵ではなくて稚魚を産みます】
 多くの魚は卵を産みますが、メバルは11月~3月頃にかけて、卵ではなく、全長4~5mmの仔魚を産みます。このように、卵の栄養で稚魚が生成して産まれることを「卵胎生(らんたいせい)」といいます。カサゴやウミタナゴも「卵胎生」です。

【主な漁場と漁法】
 メバルは岩場や藻場に棲み、山口県沿岸では、日本海・瀬戸内海ともに刺網や釣で多く漁獲されています。

【メバルを選ぶポイント】
 新鮮なものは目が澄んでいますので選ぶときの目安にしてください。

【メバルの料理法】
 メバルといえば「煮付け」が有名ですが、手早く煮上げた方がうまみを逃がさず、身も硬くなり過ぎません。
 背鰭の棘(とげ)や骨が硬い魚なので、唐揚げにする場合は中骨を取ってから揚げた方が食べやすいでしょう。