長門ゆずきち
爽やかな香りとまろやかな酸味。いつもの料理に“ひと味”効かせます。
爽やかな香りとまろやかな酸味。いつもの料理に“ひと味”効かせます。
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カボスやスダチの仲間で、大きさはゴルフボールよりやや大きく、青々とした緑色が美しい果実です。爽やかな香りとまろやかな酸味があり、果汁がたくさん絞れるのが特徴です。収穫時期は8月中旬からとカボスやスダチよりも早く始まります。
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詳しい来歴は不明ですが、原産地である旧田万川町(現萩市)では、古くから庭先果樹として栽培されていたといわれています。
本格的に栽培され始めたのは昭和40年頃で、同一種であると考えられていた「柚吉(宇樹橘)」との違いが鑑定で明らかになり、「長門ゆずきち」と名付けられたのもこの頃です。
樹の大きさがあまり高くならず収穫がしやすいことや、寒さや害虫に強いことから産地が拡大され、平成10年頃には長門市や旧豊北町(現下関市)でも栽培されるようになりました。現在では協議会が設置されるなど産地間の協力体制も整い、北浦地方の特産品として定着しています。
平成19年には、地域ブランドとしての定着を目指して、産地の3農協(長門大津農協、下関農協、あぶらんど萩農協)が共同で「地域団体商標」を登録しました。
【食べ方】
醤油との相性が抜群で、古くより刺身の醤油に果汁を加える食べ方で親しまれてきました。ほかにも皮ごとすり下ろして薬味にしたり、鍋・焼き魚・お肉・酢の物に絞りかけるなどして頂きます。焼酎やサイダーに果汁を加えて、風味を付けるのもオススメです。
また、県内企業や山口菓子工業組合の協力で、「長門ゆずきち」を使ったジュースやドレッシング、リキュール、ようかん、フレーバーアイスなどの加工品がつくられ、道の駅などで人気をよんでいます。
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