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千石台だいこん

“千”印はおいしさの証!広々とした台地ですくすく育っています

千石台ダイコン
 アブラナ科の野菜で、原産地は諸説がありますが、地中海沿岸地域と言われています。
 日本には奈良時代以前に中国から伝わり、現在では生産量、消費量ともに世界一のダイコン王国となっています。
 山口県で生産されるダイコンの大半は、萩市千石台で作られています。
千石台ダイコン箱入り
 このことから、「千石台ダイコン」と呼ばれていますが、「○千(まるせん/正式には○の中に千)ダイコン」という名でも親しまれています。「千石台ダイコン」として栽培される品種は病気に強い「青首ダイコン」。肉質は柔らかく甘みがあることから、そのまま生で食べても、煮物にしても味が良いと評判です。

【選び方】
 しっかりと太って重みがあり、肌が白くてキメ細かく、ハリのあるものがおいしいといわれています。ダイコンの表面にある細い“ヒゲ根”が短く、葉がしっかりとしているものが新鮮です。また、葉を切り落としてあるものは、切り口がみずみずしいものを選びましょう。

土の中のダイコン
【保存方法】
 葉付きのダイコンは、根の養分が葉に取られてしなびてくるので、買ってすぐに葉を切り落としましょう。水分の蒸発を防ぐためにしっかりラップや新聞紙などで包み、冷蔵庫で保存すると長持ちします。

【食べ方】
 淡白な味のため、何にでも合います。部位によって味が違うので、うまく使い分けるとよりおいしく食べることができます。葉に近い上の部分は甘味があるので、サラダや煮物に向きます。一方、下の部分は辛味が強いので、ダイコンおろしや漬け物に向きます。葉や皮も炒め物などに利用でき、無駄なく食べることが出来ます。

ダイコンの収穫作業
【出荷】
 萩市むつみ地区の山間部に位置する千石台は県内最大のダイコン産地です。肥沃な“黒ぼく土”と冷涼な気候に恵まれ、ダイコン作りに適しています。出荷時期は5月下旬から12月上旬で、県内をはじめ、広島や福岡へ出荷しています。