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岩国れんこん

この“もっちりシャキシャキ”感。やみつきです。

レンコン
 原産地には中国、インド、エジプトなどさまざまな説があります。日本では2000年前より花はすがあったことが分かっていますが、食用としては中国から伝わり、本格的に栽培され始めたのは明治時代以降といわれています。

レンコンの圃場
【岩国レンコンの特徴】
 独特のもっちりとした粘りとシャキシャキ感が特徴の「岩国レンコン」。
 江戸時代より栽培がされており、当時の岩国藩主「吉川家」の家紋に形が似ていたことから、殿様に大変喜ばれたとされています。
 温暖な気候や日照時間が長いことなど、レンコン栽培に適した自然条件と、よりおいしくなるよう改良を重ねられた地元の方々の努力で、現在では広くその名を知られ、流通しています。
 収穫時期は早生・晩生をあわせると8月~4月まで。れんこんは穴が(通常8~9個)空いていることから「見通しが良い」とされ、日本では縁起物としておせち料理などお祝い事に多く用いられ、出荷も年末年始にピークを迎えます。

レンコンの収穫
【栽培方法】
 4月に蓮田にその年によくできたれんこんを種れんこんとして植え付けます。7月頃には緑色の葉と白い花で田が覆われ、8月頃から土を掘りおこしての収穫が始まります。
  収穫は、れんこんを傷つけないよう、“ばんくう”や“かいかき”といった専用のクワを使って手作業で行われる場合が多く大変な重労働です。

【選び方と保存方法】
 皮の色は淡褐色で太くて重みがあり、まっすぐなものを選びましょう。切り口が見えるときは、表面が白く、穴が小さめで肉厚なものを選ぶと新鮮です。穴が黒いものは避けましょう。
 節ごとのれんこん(皮をむいていない・切り口が出ていない)は濡れた新聞紙にくるんでビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室(5~10度)に入れて保存します。皮をむいたものは、空気にふれると酸化によって色が変色するので、ラップでしっかり包んで冷蔵庫で保存しましょう。