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岸根(がんね)ぐり
岸根(がんね)ぐり_写真1岸根(がんね)ぐり_写真2
基準
1.品種「岸根(がんね)」であること
2.階級3L以上
3.高品質化に向けた栽培管理を遵守していること
4.出荷団体の出荷規格等に基づき出荷されたもの
歴史・背景
 岸根は、源平の戦いの後、現在の岩国市美和町坂上地区へ逃れた平家の落人に、接ぎ木の方法を心得た者がおり、大栗の穂を自生の栗の木に接ぎ木したのが始まりであり、接ぎ木の技術によって周辺に広がったといわれています。
 大正2年「全国栗品種名称調査会」に出品し、地域名から「岸根」と命名されました。昭和8年「全国果樹共進会」では、数百種の中から10銘柄品種の一つとして選ばれ、全国的に名が知られるようになりました。
 現在も、本県の晩生栗の栽培面積の約8割を占める主力品種です。
品質・機能
 説岸根は、晩生種(熟期10月中旬~下旬)で、1粒が30g前後あり、栗の中では最大級の大きさです。また、貯蔵性が極めて高く、肉質は粉質で、甘くてまろやかな味が特徴です。
生産・流通・販売
 生産は、JAの栽培暦、防除基準をもとに指導を実施しています。また、低樹高整枝の実践や剪定作業の受託等を行う地域の指導者「栗剪定士」を関係機関と連携して養成しています。JA荷受時に岸根栗の品質チェックを行い、長期出荷計画を踏まえ、品質保持のために加湿冷蔵しています。
品質管理
 JAが指定する集出荷場に生産者が出荷しています。荷受時に果実1kgのサンプル調査(病害虫の検査等の品質調査)をJA担当者が実施しています。選果場では、選果機で規格別に選別した後に選果員による最終確認を行っています。
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