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アブラナ科の野菜で、原産地は諸説がありますが、地中海沿岸地域と言われています。
日本には奈良時代以前に中国から伝わり、現在では生産量、消費量ともに世界一のダイコン王国となっています。
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山口県で生産されるダイコンの大半は、萩市千石台で作られています。
このことから、「千石台ダイコン」と呼ばれていますが、「 (まるせん)ダイコン」という名でも親しまれています。「千石台ダイコン」として栽培される品種は病気に強い「青首ダイコン」。肉質は柔らかく甘みがあることから、そのまま生で食べても、煮物にしても味が良いと評判です。 |
【選び方】しっかりと太って重みがあり、肌が白くてキメ細かく、ハリのあるものがおいしいといわれています。ダイコンの表面にある細い“ヒゲ根”が短く、葉がしっかりとしているものが新鮮です。また、葉を切り落としてあるものは、切り口がみずみずしいものを選びましょう。 |
【保存方法】葉付きのダイコンは、根の養分が葉に取られてしなびてくるので、買ってすぐに葉を切り落としましょう。水分の蒸発を防ぐためにしっかりラップや新聞紙などで包み、冷蔵庫で保存すると長持ちします。 |
【食べ方】淡白な味のため、何にでも合います。部位によって味が違うので、うまく使い分けるとよりおいしく食べることができます。葉に近い上の部分は甘味があるので、サラダや煮物に向きます。一方、下の部分は辛味が強いので、ダイコンおろしや漬け物に向きます。葉や皮も炒め物などに利用でき、無駄なく食べることが出来ます。 |
【主な産地】萩市千石台
萩市むつみ地区の山間部に位置する千石台は、肥沃な“黒ぼく土”と冷涼な気候に恵まれ、ダイコン作りに適しています。栽培面積は約85haで、年間約4,300
t(平成19年度予定)を生産している、県内最大のダイコン産地。出荷時期は5月下旬から12月上旬で、県内をはじめ、広島や福岡へ出荷しています。
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【栄養成分】
(「科学技術庁資源調査会編
五訂 日本食品標準成分表」より「だいこん・根、皮つき−生」100g当たり)
エネルギー
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タンパク質
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脂質
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炭水
化物
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ナトリウム
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カルシウム
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鉄
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カリウム
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18
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0.5
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0.1
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4.1
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19
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24
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0.2
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230
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kcal
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g
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g
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g
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mg
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mg
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mg
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mg
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リン
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ビタミンA
(カロチン)
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ビタミンB1
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ビタミンB2
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ビタミンC
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ビタミンE
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食物
繊維
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18
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0
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0.02
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0.01
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12
|
0
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1.4
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mg
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μg
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mg
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mg
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mg
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mg
|
g
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