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西京の初夏/西京シリーズ
西京の初夏/西京シリーズ_写真1西京の初夏/西京シリーズ_写真2

凛とした印象と涼やかさ、爽やかさと彩りを添えます。

基準
【オリジナルリンドウ「西京の初夏」】
1.草丈70cm以上
2.花段数5段以上(花段のバランスがとれているもの)
3.曲がりなし
4.葉色、花色の良さ
5.日持ちの良いもの
【オリジナルリンドウ(西京の初夏を除く2品種)】
1.草丈80cm以上
2.花段数5段以上(花段のバランスがとれているもの)
3.曲がりなし
4.葉色、花色の良さ
5.ボリュームがあって日持ちの良いもの
歴史・背景
 西京シリーズは、様々な用途向けに山口県農林総合技術センターにおいて、県内在来種を活用し育成された品種です。
「西京の初夏」
 エゾリンドウ在来種の中から早期開花性を有する系統として7年をかけて開発されました。一般的にリンドウは、お盆の時期から秋にかけて出荷されますが、「西京の初夏」はそれよりもずっと早い、5月下旬から6月下旬にかけて開花する極早生品種です。明るい青紫色の花色が和洋両方の用途に使用しやすい特徴があります。
●平成26年度 品種登録
「西京の涼風」
 エゾリンドウ在来種の選抜系統同士を元に育成したF1雑種系統です。6月下旬から7月下旬に開花する早生品種で、濃い青紫色の花は様々な場面での活用が期待されています。既存の早生系品種の中では、生育旺盛で花のボリューム感が特徴です。
●平成29年度 品種登録
「西京の夏空」
 エゾリンドウ在来種の選抜系統同士を元に育成したF1雑種系統です。7月下旬から8月中旬に開花し、年間で最もリンドウの需要の多いお盆に出荷することができる耐暑性品種です。暑い夏に涼しげで透明感のある青色の花色が特徴です。
●平成29年度 品種登録
品質・機能
 「西京の初夏」は、極早生品種なので、全国に先駆けて市場に出荷されます。その他の品種も「西京の初夏」に続いての継続出荷が可能となります。花色はくすみのない鮮明な青色系統であるため、リンドウをよく使用する稽古・葬祭関係のみだけでなく、テーブルフラワーや洋風なアレンジにも使うことが出来ます。
生産・流通・販売
 技術向上のために、栽培マニュアルを作成し、各農協や部会ごとに研修会を開催し高品質化に向けた栽培管理の徹底を図っています。
品質管理
 収穫は、出荷規格表の切り前を遵守し、朝か夕方の涼しい時間帯に行うなど品質低下しないよう努めています。
 収穫後は、出荷規格に合わせて切り花を束ね、運送時の荷痛み防止のため、スリーブ等でラッピングし、品質を維持するために常温で十分水揚げ後、出荷箱に入れ、出荷します。
 ブランド品については、基準を満たすものを個別に選別・箱詰めし、出荷先の市場で最終検査を行います。
西京の初夏/西京シリーズ_写真3